創業時からの変わらぬ思いと、守り続けるレシピ
ヤマトパンでは「全商品手づくり」のこだわりがあります。 このこだわりは、先代からの思いに通じるところもあり、お客さまには心のこもったパンを食べていただきたいという思いから、創業時からの「手づくり」を貫いてきました。 そのため、生地のベースがしっかりとしていて食べ応えがあるのがヤマトパンの特徴です。
また、素材の味にもとことんこだわっています。香料や着色料はなるべく使用しておりませんので、余分な味がせず、素材本来の味を楽しんでいただけます。小さなお子様や、アレルギー体質の方でも、「安心」して食べていただけるように心がけています。
このように先代の思いや創業時からのレシピは守りつつも、時代のニーズやお客さまのライフスタイルの変化に合わせて味を変えてきました。現在では創業時代の味に戻しており、お客さまからは「懐かしい味がする」と言われます。
毎週のように実際に購入されたお客さまのご意見をいただく機会があるため、もっとお客さまが喜んでいただけるようなパンにできないかと試作品づくりや既製品の改良に、日々挑戦し続けております。
そのおかげか、他のパン屋さんに比べると、クオリティが高いとお客さまからお褒めの言葉をよく頂戴しております。販売店も少しずつですが増えてきており、ヤマトパンとしての認知度が向上してきてブランドが確立しつつあります。
地元で愛される 幻の「たけの子パン」誕生ストーリー
ヤマトパンといえば、真っ先に思い浮かぶのがこの「たけの子パン」。豊川市内を中心に、老若男女を問わず絶大な人気を誇るパンです。最近では、地元の方のみならず市外から、わざわざ買いに来られるお客さまもいらっしゃり、豊川を代表するご当地パンになりつつあります。
この「たけの子パン」は、夏場は販売をしていません。パン生地の中にあるホイップクリームが夏場の気温で溶けてしまうためです。このため「幻のパン」とも言われています。
デニッシュ風味の生地はサクッと、中はしっとり。ほどよい甘さのホイップクリームが旨さの秘訣。お客さまからは、「昔の懐かしい味」、「青春時代」を思い出すとお言葉を頂戴しております。
この「たけの子」パン誕生のきっかけは、創業者の秀雄と息子の正至が、何か新しいパンは作れないかと試行錯誤した後、ようやく開発に成功しました。 先代がデニッシュ生地を巻いたときに層ができて、その見た目が、取れたてのタケノコそっくりだということから、「たけの子」パンに命名しよう!ということで決まりました。
また、昔は生クリームを使用していましたが商品の改良を続け、日持ちのするホイップクリームが一番合うということで、現在の「たけの子パン」で使われ続けています。この当店オリジナルのホイップクリームは、他社メーカーさまが絶賛するほどのおいしさでございます。
タケノコパンができるまで
生地を成形します。
生地をシート状に平たくした後、1個ずつのサイズにギロチンカッターでカットします。 カットした生地は、コルネ型にくるくると巻きつけて形を整えます。
トレイに並べます。
1日冷凍した生地を、トレイに並べ溶き卵を塗ります。トレイにはおよそ25個~30個の生地が並びます。一度におよそ100個近くのたけの子パンを焼きます。
オーブンで焼き上げます。
こんがりと焼き目が付くまで焼きあげるため、温度と時間の管理がとても大切です。
ホイップクリームを入れます。
パンを冷ましてからコルネ型をとり、空いたところにクリームを流し込みます。 クリームが溶けないように、手際よく行うことがポイント!
完成
これで「たけの子」パンが完成です!出来立てでとっても香ばしい香りがします。
販売店へお届け
出来立ての「たけの子」パンをパッケージで封をします。 箱詰めして、販売店に配達されます。ぜひご賞味してください!
ヤマトパンはこれからも、昔ながらのレシピを守り
お客さまに「安心」して食べていただけるようにパンづくりを続けてまいります。